名称 | 有限会社谷川クリーニング |
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創業 | 昭和44年9月 |
設立 | 平成6年1月 |
資本金 | 1000万円 |
代表者 | 代表取締役 谷川 祐一 |
チームメンバー | 52名 |
事業内容 | 家庭用クリーニング、業務用クリーニング、各種特殊加工・特殊洗浄、リネンサプライ、コインランドリー、セミナー開催など |
本社工場所在地 | 茨城県神栖市知手中央3丁目9番16号 |
クリーニング店舗 | 直営店14店舗 |
コインランドリー | 直営店1店舗 |
会社概要
創業ストーリー
①終戦間際、茨城県の最南東、神栖町に生まれた谷川末男は、戦後の混乱の中たいへん貧しい生活を強いられました。
7人兄弟の末っ子として育てられた谷川末男は、世の中の見えない何かに抗うように生きていきます。
いつも一人で何かに怒りを感じ、自分に向かってくる人間には容赦せず、ごく一部の仲間とだけ仲良くする末男に、両親、兄妹はいつも手を焼いていました。
②ほとほと困った母親は、中学を卒業した末男を、当時、兄が働いていた東京に連れていきました。
兄の働いていた理容店の隣がたまたま「クリーニング店」で、そのクリーニング店に丁稚奉公に出されたのです。
これが末男とクリーニング業との出会いです。
いつも喧嘩ばかりしていた末男は、どんなに頑張っても学校で認められることはなく、毎日、悔しい思いをしていました。
しかし、仕事では頑張れば頑張った分だけ自分の腕前が上がり、周りの人に喜んでもらえます。クリーニング職人の世界は厳しかったものの、末男にとっては初めて人から認められる特別な場所になりました。
③毎日の辛く厳しい修行は10年に及びましたが、くじけずに耐え抜けたのは、自分の店を持ちたい!という夢に向かう情熱と、お客様や職場の仲間達の応援があったからです。ついに長年の夢が叶い、昭和44年9月、地元茨城県神栖町に自分のお店を構えました。
④しかし、ここで問題が起きます・・・お店に全くお客様が来てくれないのです。
東京に出る前の末男の評判が悪すぎて、地元のお客様は末男のお店を信用してくれないのでした・・・汗
それから、日に何件も客先を廻り、何とか仕事を貰うために頭を下げ続けました。
決して愛想の良い方ではなかった末男ですが、毎日、鏡を見ながら笑顔の作り方や挨拶の仕方を試行錯誤しながら諦めずに努力し続けました。
耐える日々が長く長く続きましたが、真剣に仕事に打ち込む末男の姿に、周囲の人たちも次第に理解を示していきました。
⑤ようやく商売が軌道に乗りはじめた頃に、1人の後輩が末男のお店を訪ねてきます。
話をきくと、「俺を末男あんちゃんのお店で雇って欲しい、行くところがないんだ。あんなに喧嘩ばかりだった末男あんちゃんが、いっぱしの職人さんとして働いている姿をみて、自分も人生をやり直したい」といわれました。
自分のような人間にも、人に夢や希望を与えることができるのか・・・なんともいえない使命感に駆られた瞬間でした。
今度は自分のためだけではない。職場の仲間とその家族を守るため、末男はさらに仕事に励みました。
そんな末男のお店には、同じような境遇の行く宛のない若者がどんどん集まっていくのです。
こうして、今のタニカワクリーニングの礎が創られていきました。
⑥人間は誰もが素晴らしい輝く価値を持っています。一人の素晴らしい価値の輝きが周囲を照らし、他者をも輝かせる。
そして、みんなが輝きを放ち、お互いの魅力を照らし合う。そうして地域全体が輝いていくのです。
その人の持つ素晴らしい魅力を引き出し、地域のお客様のお困り事を解決し、笑顔を作りながらお役に立っていく。
それが創業から続く、タニカワクリーニングの精神です。
〇創業者の精神
・『人の役に立て』
人様の役に立て。義理人情を忘れるな。出来る範囲でいい、人には救いの手を差し伸べろ。
人生は人に与えたものしか返ってこない。
・『正しいことをやれ』
人を騙すな、裏切るな。我欲のために人様に迷惑をかけるな。
他人の涙の上に自分の幸せを創ってはならない。
悪事は必ず自分に返る。
・『人を愛せ』
家族を大切にしろ、仲間を大切にしろ。
人を愛せない人間には何もできない。
人間、一人では生きられない。
・『人を育てろ』
人には愛情を持って接しろ。だが、時には厳しさも必要だ。
自分のことだけでなく、人を立派に育ててこそ一人前と言える。
どんなに仕事が出来ても、人を育てられない人間は半人前。
どんな人にも愛情を持って接すれば必ず育つ。
・『夢を持て』
一度きりの人生、皆が喜ぶ大きな夢を持て。
その夢に向かって日々努力しろ。
それこそが自分自身や家族みんなの幸せにつながる。
・『最後に・・・』
決して現状に満足するな。努力し続けろ。
世の中、上には上がいる。
井の中の蛙になってはならない。
人間、満足した時から落ち目になる。
社長メッセージ
タニカワクリーニングはその名の通りの街のクリーニング屋さん。
1969年に私の父である谷川末男が茨城県神栖町で創業しました。
現在では、神栖市内に本社を構え、茨城県と千葉県を中心に14店舗を展開してます。
タニカワクリーニングという名前はちょっと長いので、お客様達からは『タニクリ』という愛称で呼ばれています。
お店に来ている受付スタッフさんが好きでに会いに来ている方が多くいらっしゃいます。そして、クリーニングのやり取りの合間に、ちょっとしたおしゃべりを楽しんだりしています。
もしかしたら、家と会社の中間のサードプレイス的な存在に近いかもしれません。
事業内容としては、店舗でお客様から衣類をお預かりしクリーニングをするお仕事と、地元の企業様のユニフォームをクリーニングするお仕事をおこなっています。
そして、店頭サービスでは、お客様のお洋服を綺麗にするだけでなく、「私たちしかできない、ちょっとした感動を共有していくこと」を大事にしています。
見た目はどこにでもある普通のクリーニング屋さんなのですが、中身はちょっと変わった不思議な会社なのです。
社内に役職者は存在せず、役職による上下関係はありません。
社内のルールはあいまいで、仕事上の判断はほとんど個人の裁量任せ。
会社のお金が自由に使えてしまうので、仕事で必要なものは勝手に買うことができてしまう。
工場での日々の出勤人数や作業終了時間はパートさんと社員さん達が相談で決めている。
部署は基本的に存在せず、バックオフィス業務を専門とするバックオフィサーは0人。
お店では店舗スタッフさんの元に、毎日、お客様から差入れがたくさん届く。
お菓子や飲み物だけでなく、採れたての野菜や釣りたての魚、タコやカニなんかも貰ったりする。
お客様がお店の飾りつけを作ってくれたり、時には裁縫が得意なお客様が洋服の修理を手伝ってくれたりする。
お子様の成人式や結婚式のお写真を見せに来てくれたり、お引越しの際にはお別れのご挨拶に来てくれる。
このように、会社のあちこちで関係の枠を超えたちょっと不思議な出来事がたくさん起こっているのです。
そんなタニクリが大切にしているのは、人と人との関係性。
『人間関係は他人から貰うものではなく自分自身で築き上げていくもの』と考えています。
そして、タニクリがスタッフさん達にとって『仕事を通して人の役に立ち、喜ばれ、選ばれる』そんな素敵な職業体験が出来るような場所になると嬉しいな、と思っています。
人生の多くの時間を占めるお仕事の時間だからこそ、誰にとっても『素敵な体験』になるように。
『仕事を通して自分の周囲にたくさんの良い関係を自らの手で築いていく』をテーマに、本来人の持っている自律性が発揮されていくような環境づくりを私達は大切にしています。
⚪︎ブログ記事
タニクリが大切にしていること~就職活動編
タニクリの大切にしていること~『タニクリのエッジカード』
◯過去の講演レポート・取材記事
・ホワイト企業アカデミー
『ホワイト企業への道を共に学ぶ “抜群の自律型組織”の作り方』ログミー記事
https://logmi.jp/business/articles/325437
・朝日新聞web版
『ツギノジダイ〜怒号が飛んだ工場を自律型組織に クリーニング2代目の意識改革〜』
https://smbiz.asahi.com/article/14930726
・月刊 ビジネスサミット 2023年11月号
『組織文化と自律分散型組織について』
https://tanikawa-cl.com/2023/11/6424/
・クリーニング新聞ZENDORA 2023年8/15号
https://tanikawa-cl.com/2023/08/6416/
・令三社
『関係性を全ての起点にした組織運営』
https://r3s.jp/magazine/jp/tanikawa-cleaning
・Re:BARAKI
『茨城のヒト・コト・バ』
https://iju-ibaraki.jp/feature/people/7894.html
・経営実践研究会
『企業訪問レポート 有限会社 谷川クリーニング』
https://www.keijitsukai.jp/news/20201210.html
◯YouTube
『ホワイト企業への道を共に学ぶ “抜群の自律型組織”の作り方』
https://youtu.be/BO0Q5F6tQlY
『fascinate-world タニカワクリーニングを探究する:幸せを循環させる企業のいま』
https://youtu.be/Z2IjAQwn-Q8
『令三社 ソース体現者に聞く第1回』
https://youtube.com/watch?v=WQomOw87f_0&feature=share
『坂東孝浩のポイっと手放す経営ラボ 日本一“ティール”なクリーニング店』
https://youtu.be/xScXXqYJ_xI
『スマートマネージャースクール 谷川祐一×谷川麻美』
https://youtu.be/WYGQ1RKO5LY
会社沿革
昭和44年 |
茨城県神栖町知手にて谷川クリーニングを創業 |
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昭和55年 |
直営1号店 開店 |
昭和57年 |
現工場 開設 |
昭和59年 |
土合店 開店 |
昭和63年 |
松岸駅前店 開店 |
平成6年 |
有限会社 谷川クリーニングを設立 |
平成12年 |
マルヘイ小見川店開店 |
平成14年 |
鹿島店開店 |
平成16年 |
知手ベストリカー店開店 |
平成17年 |
カスミ南小川店開店 |
平成18年 |
カスミ大野原店 開店 |
平成20年 |
カスミ旭店 開店 |
平成25年 |
松岸駅前店、カスミ松岸店へ移転 |
平成28年 |
神栖ライフガーデン店 開店 |
平成30年 |
ビッグハウス鹿嶋店 開店 |
令和2年 | チェリオ鹿嶋店 開店 |
令和2年 |
鹿嶋店、カスミ鹿嶋スタジアム店へ移転 |
令和4年 |
神栖オークビレッジ店 開店 |
令和5年 |
知手アクアテラス店 開店 |
令和5年 |
コインランドリー アクアテラス知手店 開店 |
令和5年7月 | リンクアップラボ 開店予定 |
メディア掲載
2023年2月18日に開催された、タニカワクリーニングが主催する1dayワークショップイベント『ROKKOKAIGI~鹿行会議 #1』が茨城新聞に取り上げられました!
・茨城新聞クロスアイ
茨城・神栖の観光活性化へ市民会議 グループ別に提案
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16774094245805
ROKKOKAIGI(鹿行会議)#1-Peatix
https://rokkokaigi1.peatix.com/
ROKKOKAIGI#1
イベント概要
茨城県鹿行地域の課題解決を目指す1dayワークショップイベントを開催!
地元企業の経営者をはじめとした、地域に対する熱い想いを持った方々の課題を解決していただきます!
イベント内容
当日は参加者をランダムに4-5名程度のグループに分け、課題解決に向けてグループでのワークショップを実施いたします。
テーマを複数用意しておりますので、グループで1つお選びいただき、解決いただければと思います!
# 予定している課題解決テーマ
- 神栖の観光を盛り上げよう!神栖市に観光客を呼ぶ戦略と実行計画を考えてください!
- 谷川クリーニング新店舗にある、コミュニティスペースの有効活用方法を提案してください!
企業と参加者の双方がうまくマッチすれば、その後副業プロジェクトなどとして関わっていただくこともあるかも?!
地域課題を解決したい、地方企業で働くことに興味がある方など是非ご参加ください!(鹿行地域にゆかりがある方も、ない方も大歓迎!)
開催概要
# 開催日程
- 2023年2月18日(土) 12:45 開場 13:00 スタート ~ 17:00 終了予定
# 開催場所
かみす防災アリーナ(茨城県神栖市木崎1219番7) 研修室
主催
企画協力
2021年1月、第7回ホワイト企業大賞にて、タニカワクリーニングが『大賞』を受賞いたしました。
茨城県内の企業で初、クリーニング業界でも初の受賞。
毎日新聞デジタル版に取り上げられました。
https://mainichi.jp/articles/20210119/pls/00m/020/102000c
■タニカワクリーニングの授賞理由
「人は生まれながら善良で自律的である」という人に対する信頼をベースとして、経営陣・社員・パート社員にいたるまで役職の区分のない抜群の自律型経営をしていること。さらに店舗とお客様の区分さえ自然と消えたかのような関係性を築いていること。関わる人の居場所ができる、地域の幸福創造の経営を実現しているなどが挙げられています。
・ホワイト企業大賞HP
NEWSPAPER 朝日新聞・茨城県版「児童の上履きを無料クリーニング」
2020年5月14日号にて、休校中の学校のカーテンと児童の上履きの無料クリーニングの実施について朝日新聞・茨城版に取り上げられました。
休校中の18校のカーテン904枚と児童の上履き600足を無料クリーニング
コロナウイルスの影響で長期休校中の学校(茨城県神栖市、鹿嶋市、千葉県銚子市内)を対象に、新学期を安心して迎えるための除菌・衛生を目的とした、休校中の学校のカーテンと児童の上履きの無料クリーニングを実施中です。2020年4月25日からの受付で現在すでに18校904枚分のカーテンと上履き600足のクリーニングを完了いたしました。今後もクリーニング店として地域の皆様へ貢献できることを積極的に実践してまいります。
新型コロナウイルスの影響で休校を余儀なくされている学校関係の皆様に安心して学校再開を迎えていただけるよう、無料クリーニングを実施中です。現在、以下18校のカーテン904枚のクリーニングを完了いたしました。
深芝小学校、柳川小学校、波崎第一中学校、やたべ土合小学校、春日小学校、波崎西小学校、波崎小学校、横瀬小学校、息栖小学校、三笠小学校、大野原小学校、平泉幼稚園、満徳寺保育園、神栖第四中学校、軽野小学校、東庄小学校、東庄中学校、東庄こども園 (※順不同・敬称略)
また、個人のお客様から受付の上履きも、600足の無料クリーニングを終えています。
無料クリーニング実施の背景
当社社員の母校への恩返しの気持ち、学校再開に向けてお子様を通わせるのに不安が残るパートさんの思いもあり、今回の無料クリーニングを決定しました。カーテンは学校単位、上履きは個人のお客様を対象に無料で対応しております。当社は全国的に見てもめずらしい「靴」のクリーニング技術を持っており、その技術を活かして上履きもきれいに洗濯し、安心して新学期を迎えていただけるようにいたします。